そうだ、ガチでちゃんともう1度就職しよう②
相当長い文章です。
ハローワークにて
失業手当の手続きを済ませたあとは
求人票を見に行く生活に切り替わっていました。
ネットでも求人票はみることができるのですが
良い求人は即日募集を打ち切るという話をきいて
直接ハロワに向かっていました。
(インターネットでの求人の反映は少し遅いです。1日遅れくらいです)
これが確か退職後6週間目くらい。
人気求人が即時締切になるという件の真偽はともかく
(ハローワーク求人関して、補足がしたいのでまた別の記事で書きます。)
気持ちがふさがりがちな毎日だったので
求人広告をみに
外出することは気晴らしにもなっていたように思います。
その日も、
ハローワークからの帰り道での出来事でした。(6月20日頃)
その出来事を数日後振り返ってフェイスブックに書き散らしていたので、
若干の加筆修正を加えて掲載します。6月30日付の日記です。
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第二新卒奮闘記・原案③
明日、就職についての面談のため、○○市に向かいます。
恥ずかしながら、一人でこんな遠くまで飛び出したことがないので
ワクワクもしますが、不安でもあります。
その翌日は、○○市を散策しようと思っています。
勝手につくった人生の夏休みを、勝手に満喫している気分です。
辞めたばかりのときは、そのような状況に後ろめたさしかありませんでしたが、
いまはそうでもありません。悪い気はしない。
なぜ、後ろめたさをそこまで感じないか
その理由が、奮闘記③に書こうとしていることにつながります。
5月を、ゆるゆる過ごしながらも、むやみに焦りばかりを感じていた時期に
私を具体的な行動にうつらせてくれたの出来事の話です。
5月末。待てど暮らせどこなかった、離職票が届き
やっと、手続きを始めた頃。
ハローワークへ失業保険の手続きの帰り道
学生時代から所属していた部活の後輩に遭遇しました。
ずいぶん疎遠になっていた後輩だったため
近況が分からずにいました。
「先輩、このへんで働いていると思ってちょうど思い出していたんです。」
あー、そうだよな。ろくに近況報告もしなかったから、辞めたことも知らんよな。
そう思い、この1年間のことと、現状を話しました。
そして、わかったのは、彼女も大学を卒業して、専門職に就くため
就職先を探していることでした。
資格や免許はばっちり持っているため
それが活かせる先をよく探している
そのような姿勢が伺えました。
焦らず、自身と受け皿のすり合わせをした上で
社会に役立つ人材になっていきたい
という考え方を強く抱いていました。
私の妹と同じ歳の後輩の、職を探すことに対する姿勢に圧倒された気がします。
これが、リスタートを切る大きなきっかけでした。
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余計な補足ではありますが、
その後輩は、勝気なタイプな子でもなきゃ
見栄をはるような子でもありません。
超ナチュラルボーン。
だから、彼女の言ったことは
額面通り、思っていることとイコールだったに違いない。
要は「既卒ですが、何か?」的な、食い気味な主張ではない、ということです。
http://pooh3kick-dai2funtoki.hatenadiary.jp/entry/2014/11/08/215601
にて
私は、退職によって肩書がなくなることついて述べてきました。
そして、その不安はある時点から
どうだってよいものとなった、と書いています。
そのきっかけがまさに、この後輩との対話。
大学を出て、ストレートで就職することが当然
できなかったときNNTとかなんとか、ネットスラングで馬鹿にされるのが怖くて
(というか馬鹿にされたような気持ちになり)
軸がぶれまくった状態で選んだ就職先に進む。
そして、名刺と社章を得て安堵する。
これ、完全におかしくないですか?
(もちろん、就職してみないと、仕事の内容なんてわからないから
とりあえず、働きなはれみたいな考え方も
理解できますし、正しいとも思います。)
「かくあるべし」に縛られて
既成概念から外れるのが怖くて震えていた私に
尊いアドバイスをくれたのは
後輩でした。
彼女は、アドバイスをした気は全くないでしょうが
これ以上ないほどの衝撃を与えてくれました。
ちなみに、この日の日記はちょっとした続きがあります。
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彼女とのおしゃべりには、思わぬおまけがつきます。
学生時代に部活のメンバー数名で、あるコンテストにでたことを彼女はしきりに話します。
楽しい思い出が蘇ってきて、
またいつかやりたいね
と、言っていました。
この時のおしゃべりが翌日受けたある選考で役にたちました。
学生時代の思い出はなんですか、という質問に対し
卒論の話のほか、このコンテストのことも話した後
「リーダーとか役割とかありましたか?」
といった質問されました。
その時口をついて出てきた言葉が
「全員がリーダーでした」
自身でも、思わぬ言葉が出てきて驚きました。
最年少の、かの後輩も、考えをガッツリ述べていたな
その回答から、どのような状況や立場であっても
自身が主体性をもち、行動したいという考えを述べることにつなげることができました。
今にして思うと、その言葉は
その時の心情を無意識のうちに示していたのだと思います。
「全員がリーダーでした」
誰かに自身の人生を動かされているように感じたりしたときの
自戒の念にもなりうることばだと思います。
大切な気づきを思いがけない形で与えてくれた
後輩に感謝です。
さて、次の面接へ行ってきます。
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この日記の翌日遠くまで面接を受けにいった会社が
今勤めている会社だったりします。
というより
かの後輩と出くわした後に受けた採用試験はほとんど受かりました。
それまでは、あまり思うように進まなかったのですが
その時以降の面接は不思議なほど受かりました。新卒時代ではありえない結果でした。
たまたま、とも言えますし
この後記事に書いていくエージェントの活用の影響もありますし
なにが原因でうまくいったか(うまくいかなかったか)は一概には言えませんが
1つだけ、言えるのは
なんか
腹がくくれたんだと思う。
おっかなびっくり感が払しょくされたんだと思います。
長くなりましたが、最後まで
読んでいただきましてありがとうございました。
ハッキリ言ってこのブログのメイン記事はこれ。
というか、これ以上の記事はもう書けないと思う。
本当に大きく気持ちを揺さぶったワンシーンです。
心の底から、彼女に感謝しているし
これからも彼女と、そして私自身の毎日が変な価値観に左右されない充実したものになってほしいと
願っています。